日韓共鳴二千年史 ―これを読めば韓国も日本も好きになる インデックス

日韓共鳴二千年史―これを読めば韓国も日本も好きになるは八部構成で、索引まで含めると716頁に及ぶ大著だが、この本が日韓で今後も読まれれば、日韓の二千年に及ぶ交流史においての不幸な時代(日本の明治維新後から今日までの僅か150年足らず)に終止符を打ち「和シテ同ゼズの共感的理解」の時代を迎えられるのではないだろうか。

ここに登場する朝鮮人、日本人の名前を読者はほとんど知らないであろう。知っているのは力道山と李方子殿下くらいではないだろうか。それくらい日韓は近くて遠い国なのである。例えば英国や米国、仏国などの交流史を書けばもっと知っている名前が登場するであろう。それくらい両国の感情は歪められ、そして目隠しをされているのである。まず目次としてそれぞれの時代のトピック的事項が列記されているので紹介する。

 

第一部 日韓神話の共有性と古代史の感応

プロローグガイドライン

日韓年表①[神話時代から古代・中世まで]

一、日韓神話の共有性

日本神話と檀君・駕洛神話

コラム①「檀君神殿」建設運動

コラム②済州島の三女は日本人だった?

二、日韓に生きる王仁博士

―1600年を超えたブーメラン現象

三、百済時代は日韓交流のモデルたりうるか

百済・聖明王への鎮魂と仏教伝来謝恩碑

コラム③日本から百済に留学した五人の尼僧[扶余]

四、百済への救援と亡命者の受け入れ

日本人の共感を呼ぶ亡国の秘話

コラム④白村江で営まれた戦歿者追悼祭

コラム⑤世界でも類例のない文武王の海中陵[慶州]

コラム⑥日本に生きる百済王神社と百済寺跡[大阪府枚方市]

五、日韓感応の秘話

百済の階伯将軍と朴堤上、熊谷次郎直実と調吉士伊企儺

コラム⑦亡命百済人の石塔群「滋賀県蒲生町」

コラム⑧宮崎県南郷村に甦る「百済の里」

 

第二部 秀吉の朝鮮出兵と通信使

ガイドライン

日韓年表②[秀吉の天下統一から幕末まで]

一、秀吉の朝鮮出兵の総括

韓国人ガイドとの論争を通して

コラム①「耳塚」は敵国戦死者の慰霊塔[京都府]

コラム②清正に感謝状を贈った朝鮮の王子たち

コラム③東郷元帥と李舜臣将軍

コラム④アンドレ・モロアの警告

コラム⑤朝鮮出兵と大東亜戦争のその驚くべき近似性

二、敵国の死者を弔う日本の伝統

古代から朝鮮出兵まで

三、毛谷村六助と論介の合同慰霊祭

福岡・英彦山麓建てられた、壬辰倭乱両軍官民碑合同慰霊碑

コラム⑥南州墓地に眠る九人の朝鮮武士[鹿児島市]

四、陶祖・李参平之碑

伊万里焼の元祖をたたえる有田の人々

コラム⑦撤去された金宦墓の案内板[熊本市]

コラム⑧洪浩然義士の墓[佐賀市]

五、「朝鮮通信使」に学ぶもの

"誠信"の外交を貫いた日朝の人々

コラム⑨朝鮮通信使一覧

コラム⑩金漢重の死を悼む大阪の人情

コラム⑪日朝間・最初のボタンの掛け違い

コラム⑫通信使に見る日朝間学習熱比較

コラム⑬長州、博多と朝鮮その深き因縁

 

第三部 列強圧迫下・苦悩のドラマ

ガイドライン

日韓関係略年標③[アヘン戦争から日韓併合まで]

第三部を読むにあたっての設問

一、征韓論と江華島事件

西郷隆盛の遺韓外交と朝鮮の動向

二、壬午軍乱と甲申事変

―大院君の再登場と金玉均の乱

コラム①日本に残る金玉均の遺産

コラム②福沢諭吉「脱亜論」の真意

三、東学党の乱と日清戦争

民族運動の登場と独立自尊の教訓

四、閔妃暗殺と高宗の「我館播遷」

感動を呼ぶ李周會将軍・金弘集首相・禹範善親子の物語

コラム③三浦梧楼公使の真意

五、大韓帝国の誕生と挫折

徐載弼の教育改革と失われた独立のチャンス

コラム④ロシアの朝鮮進出

六、日露戦争と日韓保護条約

一進会積極協力と閔永煥の自決

コラム⑤なぜ朝鮮半島が戦場になったのか

コラム⑥ロシア将兵の慰霊塔を先に建てた乃木将軍

七、韓国不滅の民族運動

さらに崔益鉱と羅寅永らに見る

八、高宗皇帝の退位と義兵闘争

終戦時の昭和天皇と対比して

九、安重根と伊藤博文

二人の合同慰霊祭を営む心で

コラム⑦石川啄木と伊東公暗殺

コラム⑧伊藤統監政治に対する外国人の評価

コラム⑨安重根の供養を続けた千葉十七

コラム⑩韓国にとっての伊藤博文と日本にとってのマッカーサー

十、親日的愛国者・李容九の生涯

内田良平・武田範之・宋秉畯らと共に

コラム⑪李容九に対する「東京朝日新聞」の評価

コラム⑫樽井藤吉の『大東合邦論』

コラム⑬『李容九の生涯』と『売国奴』

十一、相互感応史の提唱

日韓・歴史共同研究をめぐって

コラム⑭内田良平と「日韓合邦記念塔」

 

第四部 日韓併合それぞれの苦難

ガイドライン

日韓関係略年表④[日韓併合から大東亜戦争まで]

一、日韓併合のプリズム分析

併合に対する国際的評価と併合の必然性

コラム①韓国併合条約

コラム②併合に対する海外論調

コラム③韓国併合の詔

コラム④日韓両会社併合のおとぎ話

二、日韓併合を肯定した韓国人たち

責任を当時の指導者に押しつけなかった人々

コラム⑤日韓併合の遠因と明治維新の奇蹟

コラム⑥要点に触れない日韓の教科書

三、吉野作造が見た初期の朝鮮統治

シカゴ大学教授スタール博士の警告

四、世界から見た「日韓併合」

イギリスのアイルランド併合とアメリカのハワイ併合

コラム⑦英国の教科書が描くアイルランド独立運動

五、三・一事件と二・二六事件

一国が独立することの意味を問う

コラム⑧純宗元皇帝の崩御を悼む市民たち

コラム⑨三・一独立宣言

コラム⑩三・一事件に対する新聞の論調

六、閔元植による「三・一運動」総括

雑誌『太陽』掲載の「朝鮮騒擾」善後策

コラム⑪「三・一事件」日韓教科書比較

七、大韓民族独立運動の父・安昌浩

独立自尊・国力培養訴えた独立運動の指導者

八、「民族独立記念館」で讃えられる反日英雄たち

昭和天皇に爆弾を投げた李奉昌を中心に

九、併合後の反日独立闘争

「尹奉吉義士暗葬之跡」をめぐって

十、朝鮮神宮創建の教訓

―海外神社の実態とともに

コラム⑫朝鮮に建立された神社

十一、台湾から見た日本の朝鮮統治

日本語強制、創氏改名、日帝三十六年

コラム⑬「検証」日本語強制

コラム⑭「検証」創氏改名

コラム⑮「検証」強制連行

コラム⑯朝鮮統治その評価方法

十二、朝鮮統治の根本方針

"一視同仁"という理念をめぐって

コラム⑰日本は教育や産業の近代化に貢献したか

コラム⑱差別の実態とその是正

コラム⑲歴代朝鮮統監と総督・治績・事件一覧

 

第五部 大東亜戦争 朝鮮への鎮魂

ガイドライン

日韓関係略年表⑤[満州事変から韓国・北朝鮮独立まで]

一、「内鮮一体」と「皇民化」

皇民化を推進したのは誰だったのか

コラム①内鮮一体の三大著作

コラム②朝鮮語抹殺を提唱した玄永燮

二、聖戦完遂に熱狂した朝鮮の人々

日韓にはこういう時代があった

コラム③志願兵たちの勇戦

三、韓国の西郷隆盛・金錫源将軍

―日本軍を人を率いて中国と戦った朝鮮人

四、李光洙と崔南善の唱道した大東亜戦争

対日提携を積極的に説いた朝鮮の独立運動家たち

五、麗羅著『山河哀号』に見る民族の嘆き

それは戦後の日本にも通ずる

コラム④山本元帥追悼詩を作った金素雲

六、「日朝の大義」に生きた崔慶禄少尉

小野武雄大佐を慕い続けた元駐日大使

七、特攻戦死した朝鮮人の悲願

十五人戦歿者は何を思って散ったのか

コラム⑤朝鮮出身の特攻員

コラム⑥まぼろしに終わった光山文博大尉の顕彰碑

コラム⑦B29に体当した河田清治少尉

八、インドネシア独立軍に投じ散華した梁七星

民族の壁を超えた「アジア解放」の理想

九、戦犯として処刑された朝鮮人たちの祈り

アジア解放と日本の勝利、韓国の独立を願って刑死した朴成根少年

十、洪思翊中将の忠誠と佐藤栄作首相の陰徳

「韓国人犠牲者慰霊塔」建立をめぐって

コラム⑧朝鮮における最後の陸軍葬と昇神の儀

十一、陸軍士官学校で学んだ朝鮮の青年たち

韓国李亨根将軍が植えた市谷の桂の木

コラム⑨なぜ崔貞根少佐は特攻殉死したのか

十二、日韓提携による韓国独立を目指した呂運享

韓国独立を支持した総督府、支持しなかったアメリカ

十三、親日路線を歩んだ悲運の生涯

朝鮮・韓国人と共に忘れてはならないアジアの「戦友」たちへの鎮魂

十四、韓国に建てられた「護国神社」

日本軍人として戦死した大邱連隊戦死者を祀る

 

第六部 韓国に尽くした日本人たち

ガイドライン(日本に尽くした韓国・朝鮮人たちも含めて)

一、光化門を守った柳宗悦

李美術館を再発見し、朝鮮民族美術館を設立した芸術家

二、朝鮮の土となった日本人・浅川巧

不朽の名著『朝鮮陶磁器名考』

コラム①朝鮮窯業はなぜ衰頽したのか

三、在日朝鮮人を救った大川常吉警察署長

関東大震災の影に咲く秘話[横浜市]

四、韓国の文化勲章を受章した枡富安左衛門

教育に生涯を捧げたキリスト教徒

コラム②枡富の顕彰碑を建立した鄭成沢氏

コラム③枡富を慕った独立運動家趙尚亢氏

五、孤児養育に生涯を捧げた曽田嘉伊智翁

国交樹立前に韓国から文化勲章を贈られた日本人

六、「三十八度線のマリア」望月カズ

第一回光復章を授与された愛の理髪師

七、韓国障害児の母・李方子妃殿下

朝鮮尾王家に嫁がれた女王殿下

コラム④李方子妃殿下追悼の日韓合同慰霊祭

コラム⑤異民族の王室に嫁いだもう一人の日本人

八、市民葬で送られた日本女性・田内千鶴子

日韓国交回復三十年記念映画「愛の黙示録」の主人公が訴えたこと

コラム⑥韓国農民の父・岩田平之助

 

第七部 かかる韓国人ありき(戦後編)

ガイドライン

一、国境を越えて生きる師弟愛

日本人の『篤行美談集』を著した林成洙氏と恩師を讃える金泳三大統領

二、無名日本人の遺骨を合祀した金玄玉ソウル市長

「仏教伝来謝恩碑」建立二十年記念式典での挨拶から

コラム①敗戦後の高貴なる韓国人たち

コラム②南の島のマリア鄭寶玉女史[沖縄県南大東島]

三、日本の伝統文化を悲求した朴鉄柱

戦後、ソウルに「日本文化研究所」を建立した悲劇の知日家

四、北朝鮮・韓国・日本に生きる力道山

日本の英雄から三国の英雄になった男

五、戦後の日本の原点は「終戦の詔書」にある

日韓協会の鄭時東理事長による「戦後日本」批判

コラム③金容雲博士が語る「天皇」論

六、戦前・戦中・戦後、日韓友好に尽した朴春琴

愛国であるが故に親日を貫いた国会議員

コラム④韓国史に輝く十大偉人・英傑

 

第八部 日韓両国民へ八つの提言

ガイドライン

一、韓国歴代大統領の本音に学ぼう

過去について韓国自身の責任を問う歴代大統領

コラム①北朝鮮亡命者の親日感情

二、相手国の戦歿者に敬意を払おう

韓国国立墓地での「日の丸」論争を通して

コラム②靖国神社に参拝した韓国の識者たち

三、台湾統治や南洋統治と比較して考えよう

日本に統治されたからといって「反日」になるとは限らない

四、国際的視野から「慰安婦」問題を考えよう

誰も語らない「戦場慰安婦」の役割と追悼

五、国際的視野から「戦争責任」を考えよう

ベトナム戦争と朝鮮動乱の教訓

コラム③ASEANから見た日韓関係

六、両国の懸案「竹島」問題を深く知ろう

日本の教科書に「竹島」を載せるべきである

コラム④李舜臣十三世と民族独立記念館

七、日韓「提携」の歴史にもっと注目しよう

検証・日韓国交回復交渉

八、慰霊を通じ恩讐を超えていこう

敵の戦歿者を慰霊した昭和の日本人